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【ロードレース】鈴鹿サンデーロードレース NGK杯

 ~ 鈴鹿サンデーロードレース選手権 NGK杯 第5戦 12月1日(日)晴れ 最終戦 ~
2019年も12月。今シーズン最後のレースです。
時間が経ってしまい、遅いレポートとなります事、申し訳ありません。
既に全ての展開について、ご存知の事と思いますが、 先ずは結果から。
 ◆JP250     #54 片山千彩都:予選総合1位、決勝総合2位、NATクラス優勝
 ◆JSB1000 INT #37 黒木玲徳 :予選1位、 決勝 2位
          #56 田尻悠人   :予選12位、  決勝 6位

JP250:CBR250RRマフラー開発
 前回投入したエキパイとマフラーはそのままに、ECUのセットアップで、マシンを決め、決勝に挑みました。
今回は、最後とあって、JP250クラスにST600のライダーが出場する等、片山の最後のレースにいろいろと“花”が添えられているようでした。
予選は順当にトップグリッド、でしたが、やはり上位クラスのライダーとのバトルとなり、観る者にとっては、ハラハラドキドキの展開となり最終戦も面白い展開となりました。
結果は、相手の作戦勝ち、一枚も二枚も上手でした。
やっとMFJcup最終戦で、覚醒したマフラーでしたが、小排気量車の利点/盲点を上手く利用したレース展開は流石!と言うしかありませんね。
どうしても引き離すことが出来ない展開は、250㏄のレースの醍醐味ですが、まだまだマフラーの完成度も足りないと感じた最終戦でした。
JSB1000:CBR1000RRマフラー開発
こちらも前回、前々回で使用した、新ルーバーを使用し、挑みました。車検では、103~104dBくらいですが、音質は変化無く、これまでの仕様の方が切れのあるサウンドに感じていて、更にアイデアを出し、改良する予定です。(何かが足りない・・・)
レースの方は、これまでの経験値が何処まで発揮、通用するのかが、勝敗を分けることになる!しかし、田尻が前日の走行で、まさかの転倒!
マシンは復旧出来たものの、ライダーの身体の具合が復帰出来ずに決勝を迎えました。

  以下、本人たちのコメントです。
~ MFJカップ JP250 NATクラス #54片山 千彩都 ~
NGK杯

先日行われた、鈴鹿サンデーロードレース最終戦、NGK杯に参戦してきました!“全戦全勝”を賭けて挑んだ最終戦。
私がGOSHI Racingのライダーとして走る最後のレース😭
そんな最終戦は、予選 1位 決勝 2位で終えました。
負けてしまいました。けれど、これはただ単に負けたのでは無く、私にとって必要な勝負であり“負け”でした。本当に本当に楽しくて、8周の決勝が一瞬でした。
ストレートやブレーキングで抜いても、直ぐに抜き返されるライダーを相手に自分の最善を尽くしました。しかし、最終ラップ最終シケインのブレーキングで、今までに体験したことの無いサイドスリップの引き込まれ方に驚き、またブレーキングのコントロール力に魅了されて、気付けば後ろでゴールしていました。笑
「負けてよかった。」 と心から言えます。
私はこの結果に後悔はひとつもありません。
なぜならば、私は今年1年の成績にかなり満足していた気がします。けれど、上には上がいて、目指す場所に頂点はないことに、お陰で気付くことが出来ました。
どんなレースよりも学び、そして清く終えることが出来たと感じています。

またNGK杯には、良い思い出がなく、3年前は決勝一周目に転倒。2年前は予選計測一周目に転倒、予選落ち。
ですが、今年は違いました。
予選は誰かに引っ張ってもらわないとタイムを出せないって思っていた自分も、スリップストリームを使わないとタイムは出ないって思っていた自分も、今年は居ませんでした。
様々な経験をさせて頂いたおかげで、自分に自信が持つ事が出来、何より自分を信じる事ができるようになりました。
素晴らしい経験と環境に感謝です。
本当にありがとうございました。

私は来年4月より、社会人になります。これまでとは異なる新生活に対して楽しみも不安も多くありますが、私には叶えたい夢がひとつあります。
それは、私自身が夢や憧れを人から貰ったように、いつかは私が夢や憧れを届ける人になりたいというものです。これまで、レース活動や学校生活、人との関わりの中で学んだ事を十分に活かし、怠惰な心を持たず、夢への思いを強く持ち励んでいきたい。そう思っています。

これまで支えて下さった多くの方々への感謝の気持ちを忘れずに、様々なことにチャレンジしていつまでも成長し続ける大人になれるよう頑張ります。
今まで、沢山のご支援・ご声援をありがとうございました。どうかこれからも変わらずによろしくお願いします!

~ JSB1000クラス #37 黒木 玲徳 コメント ~
今シーズン最後のレースということで、レースに向けてしっかり調整をし、万全の状態で挑みました。
フリー走行ではトラブル等があり、走行時間が少なくなってしまい、あまりテストをする事ができませんでしたが、なんとか予選ではポールポジションをとることが出来ました。
決勝は終始、混戦となりましたが2位でチェッカーを受ける事が出来ました。
この1年間は本当にたくさんの事を学ぶ事ができ、とても良いシーズンになったと思います。
この経験を活かし、来シーズンに向けてしっかり準備していきたいと思います。応援ありがとうございました!

~ JSB1000クラス #56 田尻 悠人 コメント ~
  このレースは今シーズンの締めくくりとなるレースで優勝、最低でも表彰台の目標を持って臨みました。結果的には6位となり不甲斐ないレースとなってしまいました。
全日本ロードの流れからいいリズムで走りきりたかったのですが、金曜日に自分のミスで転倒してしまい、流れを崩してしまいました。
マシンはメカニックの懸命な作業で完璧な状態までしてくれましたが、それに応えることが出来ず、自分の実力不足を改めて痛感しました。
今シーズンのレースは終わってしまいましたが、今回のウィークをしっかりと検証して、来シーズンのレースに繋げられるように準備したいと思います。
最後に、今シーズンもGOSHI Racingへのサポートをして頂いたスポンサー様ありがとうございました。
                                                                           以上
 このレポートをもって、片山千彩都は卒業となります。
GOSHIのレーシングスーツをこれからはリクルートスーツに替え、社会人として、新たな世界へと進みます。引き続き、彼女の応援を宜しくお願い致します。

 既に、来シーズンに向け、動きだしているGOSHI Racingですが、大きな目標、大きな壁である“鈴鹿8時間耐久レース”への挑戦は、様々な想いから始まります。
これだけでもかなりのボリューム感を体感しているのですが、CBR250RRのマシンと、中途半端に良くなったマフラーが残された状態となっています。
乗り手の居なくなったマシンほど、寂しいものはありません。早く、次の乗り手を見つけ、またイキイキとした走りで歓声を浴びさせてあげたいです。
それはまた次のお話で・・・。

 2019年、多くの応援とサポートを感謝致します。スポンサー様無くしては、レース活動も満足いく結果とはならなかったと深く感じ、感謝致します。
来年は、更に厳しい状況となる事は、間違いありません。8耐トライアウトへの挑戦。そこをクリアしない限り、未来はありません。
先ずは、しっかりと準備を整え、不足の無いよう、メンバー全員で取り組んで行きます。まだまだ弱輩チームですが、今後も応援宜しくお願い致します。

記 レーシング部

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